N波動とは|今日からすぐに使える波動分析

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チャート分析でいう「波動」とは、価格が波打ちながら、上がったり下がったりしている状態のことを指します。価格の上下する推移を波と捉えて、その波の動きからトレンドを分析しようとしたものです。

このような価格が波打ちながら上昇(または下降)を続けていくことを「トレンドがある」状態と言います。トレードをする上で、一番利益をとりやすい局面というのは、このトレンドが発生している時です。

特に、まだ売買に慣れていない初心者の方は、チャートが示してくれるトレンドに沿ってトレードをすることが大きな利益を得るための第一歩と言ってもいいでしょう。また、トレンドが始まりそうなところと終わりそうなところを見つけることも利益を多く取っていく上では重要なことです。

波動の「型」をマスターすれば、先ほどのチャート図からトレンドの発生を見つけだすことや、そのトレンドがいつまで続くか(どのくらい勢いが強いのか)を見極めることがすぐに出来るようになります。

この記事では、波動の中でも基本となるN波動を使って、トレンドの見抜き方や相場の動きをどう読み取っていくかを解説していきますので、これからのトレードを有利に進めていきたい方は、最後まで記事をご覧ください。

波動の種類一覧

波動には、基本形と言われる波がシンプルなパターンと、その他の波が複雑なパターンがあります。この記事ではN波動を解説していきますが、基本としてその他の波動の型もあたまの片隅に入れておきましょう。

N波動(三波動)を読み取る

N波動とは、I波動とV波動の組み合わせでできているということを前項で解説しましたが、価格の動きを簡単に説明すると、例えば上昇時の場合には、価格が上昇し、押し目を迎える、しかしまだ上昇していく、と、こういった動きをN波動(三波動)といいます。

三波動の形は、上がって下がって、上がるという形だけではなく、いろんな形がありますが、トレンドの中でこの3つの動き(上がって下がって、上がる)のことを基本的には三波動と考えます。

そして、いろんな形があるといっても、この3つの三波動の形は、すべてで5種類だけしかありません。そのため、この5種類の三波動を見極めることが出来れば、今後のトレンドの方向性が分かり、これから先の値動きが分かるようになります。

ただ、価格には細かい上下の動きがあります。たとえば、Aが1つの波動、Bが2波動、そこから、Cの部分でもう一回流れが変わって3波動と、このように上昇のN波動が描かれていますが、細かくみるとその中にもN波動はいくつも描かれています。初めのうちはその細かい動きは無視して、ある程度大きなところで流れを見るようにすると間違いなくトレンドをつかむことが出来るようになります。

・三波動(N波動)には上昇のN波動、下降のN波動、もみあいのN波動がある
・長期、中期、短期の動き、それぞれにN波動がある。

トレンドの見抜き方

トレンドというのは、価格ウェーブの中で底値が切りあがっている、そして価格ウェーブの中で天井が切りあがっているというのが条件となります(上昇トレンドの場合)。

このトレンドの条件を踏まえて、N波動の形を見ていくと、今現在どのトレンドになっているかということが分かります。

下のチャート図は、下降トレンドのNですが、ウェーブの中の底と天井同士を比較すると、底が切り下がっていて、天井が切り下がっています。これが、下降トレンドが継続中ということを示しています。上昇トレンドも同じように考えます。

もみあい相場の場合には、価格の上下をして底値と天井が同じような価格が続くといったことが基本パターンとしてありますが、その他に、もみあい相場では特徴的な波動が現れます。

    ①高値から下がってきて、上昇に転じます。
    ②底値は切りあがりましたが、
    ③天井は切り下がってしまいました。

これは、上昇のNでもないし、下降のNでもありません。これは、もみ合い相場のP波動といいます。このP波動が続くと段々価格が収束していく形となります(このような価格の推移を三角持合いと呼びます)。

そして、最後にもう1つのパターンがあります。

    ①安値から上がってきて、下降に転じます。
    ②天井は切り上がりましたが、
    ③底値は切り下がってしまいました。

これも、上昇のNでもなく、下降のNでもありません。こういうのを、Y 波動といいます。p波動とは逆に価格の上下幅が広くなっていくのが特徴です。

チャート上に現れる三波動は、5種類の必ずどれかになります。そのため、自分でチャートの動きを典型的な波動に直してみて、第1波動が動いている、今ちょっと流れが変わったな、第2波動が出てきたな、そして、第三波動が出てきたなという風に分析をしてみてください。この第三波動まで見た瞬間に、波動の型は5種類のどれかになっています。なので、そこから今現在は上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか、もみあいトレンドなのかということが、見抜くことが可能となります。

1、高値も底値も切りあがっているパターン:上昇のN波動
2、高値も底値も切り下がっているパターン:下降のN波動
3、高値は切り下がっているけども、安値は切りあがっているパターン:P波動
4、高値は切りあがっているけども、安値も切り下がっているパターン:Y波動
5、全部同じというと、もみあいのふつうのN波動

チャートからN波動(三波動)を見つけ出す

さらにチャートで具体的に三波動を確認してみましょう。

まず、大きな流れから見ていきます。

【1】

    ①第1波動としてしっかりとした上げ相場が画面の中央くらいまで上がってきました。
    ②そこのところで、押し目の赤線が出ています。
    ③第三波動で天井に向けて大きく上がっている

→このN波動の形は、天井が切りあがっていて底が切りあがっているので、5種類の中で上昇のNということがすぐにわかります。

【2】

    1、天井をうって、それから下げ相場に代わり、まず第一波動で大きく下がりました。
    2、そこから、第2波動で戻しの上昇をしています。
    3、第三波動で底に向かって大きく下がっています。

→この三波動は、高値が切り下がっていて底値が切り下がっているので、下降トレンドのNということがわかります。

三尊天井はトレンドの分岐点

上昇トレンドから下降トレンドに転換する際に、天井うちの基本的な形で、「三尊天井」というものがあります。海外では「ヘッドアンドショルダー」というのですが、3つ山があって、真ん中の山(頭)が一番高く、その両脇に小さい山(肩)があるという型です。

下のチャートは典型的な「三尊天井」です。つまり、上昇のN波動が終わって、下降のN波動が始まったよ、上昇トレンドから下降トレンドに切り替わったよということを示しているのが「三尊天井」なのです。

そのため、「三尊天井」が現れた場合には、もう上昇トレンドの中の押し目ではなく、完璧にトレンドが転換したことが考えられます。

肩の部分は、上昇の肩と下降の肩の価格は同じになることが基本形ですが、同じにならないこともしばしばあります。ピッタリ同じにはなりませんが、この価格はチェックしておくべきポイントのひとつです。

小さな波動も

前項で解説したような、大きな波動の中には、小さな波動が隠されています。下のチャートには細かい動きが緑の線で引かれています。

【1】
赤の第1波動と思われるところに、緑でNがいくつか描かれます。そのNは、高値が切りあがって、安値が切りあがっている状態なので、上昇のNが連続して、赤の第一波動を形成しています。

【2】
第2波動の大きな流れとしては、上昇トレンドの中の押し目と思われるところですが、緑の線でみると、高値は切り下がっていて安値は切りあがっているので、三角もちあい状態、いわゆるP波動のNになっています。そのため、これは上昇からもみ合い相場に入れ替わったかな、と考えられます。

【3】
もみあい相場の一番最後に上昇のNに切り替わっていきます。高値が切りあがって、安値が切りあがって、赤の第3波動がスタートしていきます。

このように大きな波動の中に、小さな波動が出てくるので、どの波動を見るかは、自分がどのくらいのトレンドを取りたいのかといった、自分が取りたいトレンドに合わせて、どの波動を見るかを決めていきます。

ただ、どのトレンドを採用しても、波動の見方は同じです。

【三波動の判断方法】
・1波動、2波動、3波動、という3つを見つけます。
・波動派の型は上昇のN、下降のN、完全な横ばいのもみ合いのN、P 波動のN、Y波動のNの5種類
・天井が切りあがっているか、底値が切り下がっているかを見て判断

日経平均株価からみるN波動の変化

実際に日経平均のチャートを見て、波動を使ったトレンドの分析をしていきます。このチャート図には分かりやすくトレンドを色別に線で引いています。

【1】
まず最初の緑のN波動(三波動)を見てみましょう。
上がって下がって、上がるという、緑の三波動ですが、このNは高値が下がっていて、安値が上がっているという状態なので、もみあい相場のP波動となります。このP波動がしばらく続いています。

【2】
そのP波動が続いている最後に赤に切り替わり、上がって、その後に押し目をつけてまた更に上がっています。この赤の三波動は、高値も安値も切りあがっているので、上昇のNとなります。ここで、P波動、つまりもみあい波動から離れたということがわかります。
そして、しばらく上昇のNが続きます。

【3】
その後、天井をうって、青の線に切り替わっています。青のスタートのところの第1波動、第2波動、第3波動、この3つを見ると、天井も底も切り下がっているため、下降のNということが分かります。

【4】
そして、このチャートでも、上昇のNから下降のNに切り替わった時に、三尊天井が出来ています。真ん中に一番高い山が出来て、両脇に肩が出来ている。これは基本的な天井うちの形です。

【5】
そして、目先の天井を売って下がってきました。 その後、上がってきて、今現在下降の途中にあります。 ここで注目すべきポイントは、「前回の安値を下回るかどうか」というところです。前回の安値を下回らなかったら、P波動になるかもしれません。もし前回の安値を切り下がったら、これはもう下降のNになります。

そのため、今後は前回の安値を切り下がるのか、切り下がる前に上がっていくのかというところに注目していけばトレンドの流れを見失わず、売買をしていくことが出来ます。

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