FXトレード

IFD注文|短期トレードにおすすめの注文方法

IFD注文とは、“If Done”の略称で、
「もし注文が成立したら~」という意味です。
IFD注文は、同時に新規注文と決済注文を出し、
新規注文が約定すると、決済注文が自動的に有効となります。

通常、新規注文を出したらチャートを観察し、
決済注文を出すタイミングを探さなければいけませんが、
IFD注文を活用することで、常にチャートを観察する必要がなくなります。
そのため、日中は仕事で忙しくこまめにチャートをチェックできない方には
人気の注文方法です。

そこで今回は、IFD注文を有効的に使うための方法を解説し、
実際に注文をするまでの手順についてお伝えします。
 
 

IFD注文で利益確定

IFD注文を使った利益確定の仕方は、
例えば、現在の価格が100円だとします。
この価格が101円まで上昇したら買い注文を入れ、
そのまま上昇トレンドに乗って価格が上昇し続け、
104円になったら利益確定するという注文が出せます。

100円から101円になったときに約定され、思惑通りに価格が上昇して
104円に到達した時に決済注文が自動的に発動し、3円の利益を確定させることができます。
 


 
ですが、101円で注文が約定されたとしても、
思惑通りに価格が104円まで上昇しないこともあります。
104円に到達せずに、価格が下降してしまったときの決済注文は
手動で行わなければなりません。

これがIFD注文の注意ポイントです。
IFD注文では、新規注文と決済注文は一つずつしか出すことができないため、
思惑通りに相場が動けばいいのですが、思惑と逆方向に動いた時に備えて
おかなければいけません。
 
 

IFD注文で損切り確定

IFD注文は、利益確定ラインを設定するだけではなく、
思惑と逆方向に相場が動いた時に、損切りラインの設定として
活用することができます。

現在の価格が100円の時、この後価格が上昇し101円になったら買い注文を入れます。
101円で約定した後、価格は上昇せずに下落してしまったときの備えとして、
98円を損切りラインとした決済注文を入れておきます。
それによって、万が一思惑と逆方向に相場が動いたとしても
損失を3円に確定することができます。
 


 
 

短期トレードに向いているIFD注文

FXは、短期トレード(スキャルピング、デイトレード、スウィングトレードなど)
で取引をする人、中・長期トレード(1ヶ月~半年、1年以上)で取引をする人
に分けることができます。
短期トレードでやるか、中・長期トレードでやるかは、
自分自身の性格やライフスタイルに合わせて投資スタイルを決めることが、
FXで安定した利益を出すために重要なことです。

そして、今回紹介するIFD注文『短期トレード』
利益を狙う人にとって有効な注文方法です。

短期トレードは、
自分で決めたトレード時間内にポジションを手仕舞うことが原則ですが、
「もっと利益が増えるかもしれない」「損失を確定させたくない」
「ここから価格が上がって利益に変わるかもしれない」など、
ポジションを持ったまま決済のタイミングを先延ばしにしてしまうことがあります。

しかし、決済を先延ばしにすることで
思惑通りに利益が増えたり、損失が減り、利益に変われば良いですが、
せっかくの利益が損失になることも、損失がさらに膨れ上がるリスクもあります。

このようなリスクを排除するための方法として、
IFD注文を活用することができます。
 
 

IFD注文のやり方

IFD注文がどのようなものかを理解できたら、
実際にIFD注文をする手順を学んでいきましょう。
例として、楽天証券の取引システムを用いて
IFD注文の手順を解説します。
 
【1】楽天証券にログイン後、まず「注文」をクリック
 


 
【2】「新規注文」を選択し、下部に表示される「IFD注文」をクリック
 

 
【3】取引する通貨ペアを選択し、新規注文を「買い」「売り」どちらか選択
 

 
【4】新規注文、決済注文それぞれの執行条件を「指値」「逆指値」(※1)から選択
 

 

※1指値と逆指値
指値:買いの場合は「価格が下落し、指定した価格以下になれば買い注文」
   売りの場合は「価格が上昇し、指定した価格以上になれば売り注文」

逆指値:買いの場合は「価格が上昇し、指定した価格以上になれば買い」
    売りの場合は「価格が下落し、指定した価格以下になれば売り」

 
【5】注文レートを入力し、新規注文が約定する価格と決済が執行される価格、
   取引数量も設定し、注文の有効期限を選択。
 


 
【6】すべての入力が完了したら、「確認」をクリック
 

 
【7】最後に入力内容を確認し、「注文を執行」をクリックすると、注文完了となる。
 

 
 

まとめ

IFD注文を使ったことがない、どんな注文方法なのか知らないという方のために
今回はIFD注文の意味、仕組み、
そして実際にIFD注文をするときの手順を解説しました。

このIFD注文は、特に知短期トレードをしていて、
こまめにチャートをチェックできない方には、新規注文と決済注文を
同時に出すことでリスク管理にもなり、大変便利な注文方法です。

相場とは思惑通りに動かないこともあることをしっかり理解することで、
IFD注文を上手に活用したトレードができますので、おすすめです。

13万人が学んだ
投資の英知を手に入れたい方へ

僕が運営している投資の学校とは、2008年に「世界水準の投資教育と最高の学びを提供する」というビジョンの元、
大学受験の予備校のようなスタイルで一流の投資家から直接、彼らの実践方法を学べる学校として創業しました。

結果として2021年現在では累計13万人以上の方に講座を体験していただき、
大変多くの勝ち組投資家が誕生しています。

ここに、日本トップクラス…
いえ、世界でも有数の「投資の教養」があることは
手前味噌ながら自信があります。

僕自身も、これまで投資の学校を運営してきた中で、一流の投資家から大変多くの教養を学びました。

そこで投資の学校代表として一番間近で一流の投資家の先生方から学んだ投資の教養を、1人でも多くの個人投資家に届けるためYoutubeで動画を投稿しています。

例えば下記のような動画をご覧いただけます。

・元金10万円スタートでも「億越え」は可能!?お金が驚くほど増える「投資の真の魅力」を教えます!

・【利益率がUPする?】投資の取引記録の付け方とツールのプレゼント

・【稼げる投資の時間帯】一日中パソコンに張り付かなくていいFX投資の時間割!副業FXや株式投資のスキマ時間の効率的な時間帯選びとは!

・【完全版】日本株の個別銘柄で、これから上昇する銘柄を見つける方法

・【永久保存版】初心者が投資で儲かるために覚えておくべき「トレンド」を利益にするための注意点、鉄則とは。

どれも10分ほどで学べる内容になりますので、通勤時間や寝る前のちょっとした時間にご覧ください。

動画を見る