損失を最小限に抑え、利益を最大化させる 投資初心者のための資金管理

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投資でいつまで経っても利益を上げられない人や、損失を多く出してしまう人の多くが、正しい資金管理ができていません。

資金管理の重要性については、投資関連の書籍、SNS、ブログ等でも紹介されているにもかかわらず、初心者の多くは、銘柄選びの手法や売買タイミングを掴む手法を学ぶことに一生懸命になってしまい、資金管理について学ぶことを疎かにしがちです。

正しい資金管理ができるようになれば、一時的な連敗などで破産することはありません。そこで、この記事では投資初心者の方が知っておくべき資金管理の重要性について解説していきます。

資金管理の重要性

資金管理がどれだけ投資において重要な要素なのか、投資で勝つための基本的な考え方を説明していきます。

投資は確率で勝つ

投資とは、予想のゲームだと考えている方がまだいるかもしれませんが、それは間違った考え方です。通常、価格が上がるのか下がるのかは五分五分です。ここで、上がると思って投資をしたとすれば、それは投資ではなく予想のゲームということになります。

しかし、価格は何かしらの影響で価格が上がるか下がるかの確率が五分五分ではなくなるという場面があります。そのときに、価格が動く確率が高い方に投資して、勝ったり負けたりを繰り返すことが本来の投資の考え方です。
確率のため、仮に70%の方に賭けたとしても負けることがあります。それでも常に確率の高い方に賭け続けることで最終的には勝てるのです。
それは「大数の法則」(※1)によって保証されています。

※1 大数の法則 
サイコロを振って1の目が出る確率は理論上6分の1ですが、6回振っただけでは2回以上1の目が出る可能性は十分にあります。しかし、60回、600回、6000回とサイコロを振る回数を増やせば増やすほど6分の1に近づいていきます。このような法則を大数の法則といいます。

確率で勝つためには資金管理が不可欠

先ほど述べたように、投資は小さな勝ち負けを繰り返しながら最終的に勝つことを本来の考え方としています。つまり、負けて資金が減ってしまうことがあるわけです。しかも、何連敗と続くことも珍しくありません。その連敗によって資金が底をついてしまう投資家が多くいます。

それを防ぐのが、資金管理なのです。
資金管理とは1回あたりの自分にとって適正な取引量を知ることです。
破産しない取引量を守りながらも、利益を最大化できるようにします。
具体的には、何株単位・何通貨単位で取引するかを選択し、価格変動のリスクに対するエクスポージャー(※2)を管理することです。

※2 エクスポージャー 
自分自身が保有する資産の中で、市場の価格変動リスクの影響を直接受ける資産の割合のことを言います。

資金管理の活用法

この資金管理を上手に活用するためには、売買を行う前に最低限決めておかなければならないことがあります。
それは、自分の投資用資金を把握すること、そしてその資金をどのように配分して投資を行うかを決定する必要があります。

自分の投資用資金を把握する

まず、投資を始める前に投資用資金を確保する必要があります。
投資用資金はどのようなお金かというと、

・無くなっても生活に影響が出ないお金
・その資金で、今回投資に使おうと決めた金額

重要なことは、今現在の生活水準を保つことができ、生活するなかで余ったお金から投資用資金は生み出すものです。
それがここで言う、「無くなっても生活に影響が出ないお金」という意味です。
もちろん、大きな利益をあげるためにはそれなりの資金が必要ですが、特にFXなら少額でも始められるので、自分の投資用資金に合った投資法で始めることが大事になります。

逆に、絶対に投資用資金として使ってはいけないお金は、

・子供の教育資金
・商売用資金
・借金

教育資金や商売用資金といったお金は、生活するなかで余ったお金ではありません。今現在は余っていたとしても必ず今後必要となるお金であるため、投資用資金としては不適切と言えます。また、借金をして投資用資金を作ることは絶対にしてはいけないことです。
借金で作った投資用資金での投資は、もはや投資ではなくギャンブルと言えるでしょう。

投資用資金を決める際は、今の自分の収入、貯蓄、今後必ず必要となるお金などを考慮して、今の生活水準を保ちながら投資が出来る金額にしましょう。
背伸びをせずに、自分に合った投資用資金で投資をしていきましょう。

資金の配分方法を決める

例えば、投資用資金が100万円で株式投資を始めるとします。
投資対象とした銘柄は5銘柄です。
その時に、1銘柄当たり20万円ずつ定額で配分するのか、それともAの銘柄は10万円、Bの銘柄は30万円というように、各銘柄に投資用資金の何%ずつ配分するのか事前に決めておく必要があります。
資金の配分方法が異なるだけで、同じ投資手法で投資をしたとしても結果が大きく異なることがあるのです。

リスクを分散させる意味でも、銘柄を分散させそれぞれの銘柄にどれくらいの金額を投資するのが適切なのかを知り、実践することが大切なのです。

ユニットを用いた投資をする

ユニットとは、簡単に言うと投資の世界で使う単位のことです。
〇株、〇通貨などの取引単位をまとめて1つの取引単位として“〇ユニット”と考えることが出来ます。ユニットという1つに単位にまとめることで、株式でもFXでも、さまざまな投資商品をひとまとめに資金管理・リスク管理ができるのです。

ユニットには2つの大原則が存在します。

・1ユニットの値は、投資用資金によって異なるため、同じ銘柄でも投資家によって異なる。
・ユニットの計算はATRの値によって、同じ人の同じ銘柄だとしても時期によって異なる。

また、ユニットを決めるときには、「自分自身の投資用資金の1%を1日でリスクに取る取引量が1ユニット」というものがあります。
この原則を基に、各銘柄、各通貨の1ユニットあたりの金額を算出します。そして、ユニット単位で取引をしていきます。1回の取引で負けてしまった時の損失額がいくらか把握していないと、資金管理、リスク管理はできません。
そこで便利な考え方が、ユニット単位による取引です。ユニット単位の取引が出来るようになるためには、ユニットの計算が出来ないといけません。
ここでは、ユニットの計算方法、計算例を用いて解説していきます。

ATRの計算方法

ユニットを計算するためには、ATR(※3)を計算する必要があります。
ATRを求めるためには、まずTRを求める必要があります。
TRとは、次の3つの計算式の中で最大のものです。

① 当日高値-前日終値
② 前日終値-当日安値
③ 当日高値-当日安値

そして導き出したTRを当日を含めて何日分の日足で考えるかで、必要なTRの数が異なって来ます。例えば、20日とすると、当日から20日分のTRを求めます。その20日分のTRを平均化したものがATRとなります。

※3 ATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)
「当日高値-当日安値」「当日高値-前日高値」「前日終値-当日高値」のうち最大の値幅を
TR(トゥルー・レンジ)と呼び、このTRの一定期間の移動平均線がATRとなります。

ユニットの計算方法

それではいよいよ、ユニットを計算していきます。
ユニットの計算に必要な数字は、たったの2つです。

1. 投資用資金
2. ATR

この2つだけで求めることができるのです。
それでは、順番に計算方法を解説していきます。

① 投資用資金の1%を計算する
投資用資金×0.01=A

② ATRを計算する
前項で解説した方法でATRを求めます。
*計算式は前項2-1を確認してください。
ATR=B

③ ユニットを算出する
1ユニット=A÷B
求めた答えは、最低取引単位に合わせて四捨五入します。

ユニットの計算例

次に、先ほどの計算式に具体的な数値を入れて、よりイメージしやすくしたいと思います。
ここでは、株式とFXの計算例を紹介します。

・株式投資
① 投資用資金の1%を計算する
投資用資金=100万円
100万円×0.01=1万円

② ATRを求める
ある銘柄Aの平均的な値動き(ATR)=12.4円

③ 1ユニットを算出する
1万円÷12.5円=800
つまり、800株が1ユニットです。

・FX版
① 投資用資金の1%を計算する
投資用資金=100万円
100万円×0.01=1万円

② ATRを求める
その通貨ペアの平均的な値動き(ATR)=0.62円(米ドル/円)

③ 1ユニットを算出する
1万円÷0.62円=16,129
1,000通貨単位を最小取引単位として四捨五入すると、
1万6千通貨が1ユニットです。

まとめ

投資で勝つためには、稼ぐ技術さえ究めれば良いというわけではありません。
なぜなら、絶対に勝てる方法など無く、勝ち負けを繰り返すのです。
そのなかで、最終的に勝つために資金管理が重要であることを知り、実際に正しい資金管理を実践してください。

※この記事で紹介している内容は、投資の学校が提供する小次郎講師の講義を元にしています。

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コメントはこちらからどうそ

  1. なるほどね

  2. ボクショウキチ

           こんにちは。
        計算式で計算をやることは面白いですね。
       しかしその前にご説明になさった勝ち負けが繰り返しながら
       平均的に勝つことになるのが大事ですと言うご説明が
       頭に残ります。大数の法則,ATRの計算、UNITの算出等の
       ご説明で綺麗に整理されますね。
       ご苦労様でした。ありがとうございます。
       
      

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