株式投資

おすすめ株主優待|初心者でも安心の選び方まとめ

株式投資というと、始めるのにたくさんのお金が必要だし、リスクも大きくて不安といったことを思われている方は多いのではないでしょうか。

しかし、株主優待株投資は、基本的に長期投資で利回りの良い、安定経営をしている企業をターゲットにするので、銀行にお金を預けているよりは、利回りが高くなります。現に銀行にお金を預けていても0.2~0.3%程度の利回りがほとんどですが、株式投資であれば、利回り3%代の銘柄はゴロゴロあります。

また、2016年1月29日に日本銀行がマイナス金利の導入を発表したことにより、各銀行が2月以降、定期預金の金利を引き下げる可能性が高くなっています。銀行によってはすでに実行に移しています。(2016年2月23日現在)

このようなことから、銀行に預けようか迷っているのであれば株式投資をしたほうが、利回りもいいことになります。

さらには、株を買うと「株主優待」という企業からのプレゼントもいただけるという、楽しみがあります。実はこの「株主優待」を目当てに株を買う人も少なくありません(すべての企業が「株主優待」を実施しているわけではないので、注意しましょう)。

ただ、この「株主優待」は企業によって内容もさまざまなものが用意されています。どうせならば、自分がもらって嬉しいものを選びたいですよね。この記事では、初心者でも安心な少額で買えるものや、優待の内容が人気のものなどを紹介していきます。

株主優待」とは

株主優待というのは、簡単に言うと企業から株主へ送られるプレゼントです。株主優待の内容は企業によってさまざまですが、「自社の製品」や「商品券」「金券」などが主で、たいていが年に1~2回送られます。

たとえば、有名チェーン居酒屋の「ワタミ」は、最低単位の株(※1)を持っていれば3000円分の食事券が年2回もらえますので、よく飲みに行く人にはうれしい特典です。このような食事券は株主優待の定番中の定番です。

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他にもトマト関連の食品会社で有名な「カゴメ」は最低単位の株を持っていれば、1000円相当のカゴメの商品が年2回もらえます。内容が良いことから、人気の株主優待では常に名前があげられています。このほかにも食べ物関係では、地方の名産品やお米が届く優待もあります。

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また、ANAやスターフライヤーなどでは国内線航空券が割引になる優待券、東京テアトルのような映画館を運営している会社では映画招待券が株主優待になっている場合もあります。

化粧品会社では、結構な金額分の化粧品をもらうことができたり(ドクターシーラボなどは年10000円相当の優待がもらえる)、ほかにもスーパーやテーマパーク、旅行会社、などさまざまな業種の会社が株主優待を実施しています。面白いところでは、ネット証券の「カブドットコム証券」は、株式売買手数料の割引などを優待として受けることが出来ます。

このように企業ごとに優待の内容が違うことから、色々なプレゼントをもらうことができる楽しさを味わえるのが、株主優待の最大の魅力です。

※1 最低単位数の株
株は「1つだけ買う」といったことがほぼ出来ません。銘柄によってその数は異なりますが、大体100枚単位からのところが多いです。企業の優待をもらうのにも「最低このくらいの株数は必要ですよ」というのが決まっていて、その枚数が最低単位数となります。だいたい会社のホームページの優待内容を見ると、何株以上と記載があるのですぐに分かります。

株枚数の注意

株主優待の内容は、持っている株の枚数によっても異なります。たくさんの株を持っていれば、その分内容もいいものをもらえることが多いのです。しかし、気をつけなくてはいけないのが、持っている株数と株主優待のレベルが完全に比例するわけではないというところです。

単純に、たくさんの株を持っているからと言って必ずよい優待を手に入れられるというわけでもありません。そのため、「とりあえずたくさん買う」といったことはせず、できるだけ効率よく株を持って、最大限の優待をもらえるようにしていくことが大切です。

少額でも株は買える

株を買うのにはかなりお金がかかるイメージがありますが、実際には、大金は必要ありません。あのヤフーやセブン銀行、通販のニッセンなどでも3~4万あれば買うことができ、株主になれます。しかも、数万円で株主になっても、株主優待を実施している企業で、最低単位数の株を持っていれば、優待をきちんともらうことが出来ます。

※5万円以下で買える株主優待株(データ日付:2016/02/23)
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「配当」もチェックする

株の楽しみには「株主優待」の他にも、「値上がり益」と「配当」があります。「値上がり益」というのは、株を買った時の価格より、高い価格で株が売れたら受け取れる利益のことです。株式投資で利益を上げるためには、一番手っ取り早い方法です。

では、その他の配当や株主優待はどのようにしたら受け取り方について説明していきます。

まず配当とは、会社に出た利益をその会社の株を保有している株主達に分配するもので、その分配される金額は「1株当たりいくら」というふうに株主総会で決まります。

配当額が決まると、株主には郵便為替など、配当を受け取るための証書が送られてくるので、その証書と印鑑と身分証明書を持って郵便局や銀行に行けば、「自分の持っている株数」×「1株の金額」を受け取ることができます。

また、郵便局や銀行に行かずとも、証券会社にあらかじめ申込みをすることで、自分の銀行口座に配当を振り込んでもらうことや、証券口座を振り込み先に指定することもできます。手続きは、証券会社のサイトなどから簡単に行えます。郵便局などへ行く手間もなくなり、受け取りを忘れることもないため、こちらの方が便利です。

この配当がいくら受け取れるかは企業によって異なりますが、配当利回りの良いの株を選べば、もちろんお得となります。配当利回りとは、株を買った金額に対し、年間でどのくらい配当を受け取ることができるのかを計算したものになります。

■配当利回りの計算式
配当利回り(%)=1株当たりの年間配当金額÷1株購入価格×100

下には、2016年2月時点での3~4%という高い配当利回りの会社をまとめました。

(※データ日付:2016/02/23)
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たとえば、アサヒホールディングスの場合、配当は1株あたり60円です。14万4700円で株を買ったら6000円受け取れるので、利回りは4.15%となります。同じ14万4700円を銀行で定期預金にしても、年5000円の利息を受け取れるかどうか程度なので、配当利回りの良い株を買うことが出来れば、なかなかのリターンが望めるでしょう。

ただし、配当額は会社の業績によって毎年見直されるため、この利回りが来年以降も続くかどうかはわかりません。業績が伸びれば配当も増えますが、業績が悪化すれば配当は減る可能性があります。このようなことから、配当を狙うなら、業績がかなり安定していると思える会社を選ぶ必要があります。

今がどんなに配当利回りが高くても、今後の業績が悪化すれば、配当が減るばかりか株価の値下がりで損してしまう可能性もあるので、そのあたりにも十分に注意しながら銘柄選びをしましょう。

※業績が5年少々し続けている安定銘柄(データ日付:2016/02/23)
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たとえば、東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランドは2010年以降の5年間を見ると株価が実に5倍以上になっています。その他の企業もすべてここ5年ほどで、かなり安定して株価が右肩上がりしています。

株主優待」を受け取るための注意点

株主優待では、企業ごとに受取方法が異なります。優待の権利を得た場合に届く案内で確認するか、心配な方は直接発行会社へ問い合わせれば間違いないでしょう。

株を買いたいと思っている企業が株主優待を実施しているかどうかは、その企業のホームページで調べることが出来ます。また、ネット証券の銘柄情報欄やYAHOO!ファイナンスなどでも調べられます。

優待内容を調べるときは、「何株持っていれば優待を受けられるのか」とうことを必ずチェックしておきましょう。たとえば「100株で自社製品1000円相当」という優待内容だった場合、10株しか持っていなければこの優待は受けられません。また、株主優待はあくまでプレゼントなので、不在の場合や返送すべきハガキを送らなかった場合にも、会社からは何の通知も来ませんので、そのまま受け取れなくなることがありますので要注意です。

スケジュールに注意

配当と株主優待を受け取るにあたって、「権利確定日」は非常に大切です。

これは、「この時点で株主であれば受け取れますよ」ということをあらわした日で、この日に株主でないと配当も株主優待も受け取ることが出来ません。

権利確定日(これは原則として決算日)に株主として企業に登録されておくためには、権利確定日の『3営業日前』までに株を買って、持っておく必要があります。なぜなら、株を買う注文をだしても、それは契約が成立しただけにすぎず、実際に株主名簿が書き換えられるまでには少し時間にズレがあるからです。

その3営業前の日を「権利付き最終日」といいます。権利確定日が土日、祝日に重なった場合は、実質的な確定日が前日に繰り上がるので、注意が必要です。また暦上は祝日でなくても、株式市場が開いていない大晦日なども、権利確定日がその年の市場が開く最終日まで前倒しになりますから注意しましょう。なお、会社によっては中間決算も権利確定日になる事がありますので、その点もよく確認しましょう。

「権利付き最終日」は、各企業のホームページで調べることでき、証券会社によっては、銘柄情報欄に掲載されていることもあります。この「権利付き最終日」を1日でも過ぎると、配当も株主優待ももらえなくなるので、なるべく期日ギリギリではなく、前もって買っておくと確実でしょう。

株主優待」と「配当」を狙って株価は上昇する

配当や株主優待を得るために、多くの投資家たちがこの「権利付き最終日」を目指して株を買うため、「権利付き最終日」に向かってだんだんと株価が上昇していきます。

そして、権利付き最終日の翌日を「権利落ち日」といいますが、この日は株主優待や配当の金額分だけ株価が下落することが多くなる傾向にあります。なぜならば、配当や株主優待の権利を得た投資家たちが、「もうこの株は必要ない」と売りに出してしまっているためです。

配当や株主優待が魅力的だと思う会社なら、こういった権利にまつわる株価の動きは気にせずに、売買することをおすすめします。しかし、あくまで値上がり益がメインであって、配当や株主優待はオマケだと考えるのであれば、権利付き最終日直前に株を買うのは高値で買うことになるので避けたほうがよいでしょう。

まとめ

5万円もあれば買える少額の株から、利回りの良い株を紹介しましたが、どれも株主優待が受け取れるものばかりです。せっかく株を始めるのであれば、リスクにおびえながらやるのではなく、このような楽しみを持ちながら出来るといいですね。

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