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これだけは押さえたい、FXトレーダーがチェックすべき経済指標リスト

FXトレーダーに経済指標が欠かせない理由

毎日様々な経済指標が各国から発表されています。経済指標は、各国の雇用状況や景気がどうなっているのかを判断する「国の体温計」のようなものです。雇用統計や景況感、政策金利、個人消費に関する指標をまとめて「経済指標」と呼び、ファンダメンタル分析をするトレーダーにとっても非常に重要です。

特に、米国の経済指標は基軸通貨ドルの動きに直接関わっていますので、FXをする人にとっては指標に関する知識も蓄えておくと取引に役立つでしょう。指標結果が米国の景気回復を示していればドルが買われ、市場予想よりも結果が下回ればドルが売られます。

また、欧州の景気にも注目しましょう。現在、通貨としてユーロを採用している国は19ヶ国あり、その中にはドイツ、フランスなどの大国が含まれています。最近の話題は、イギリスのEU離脱ですよね。
経済指標は、それぞれの国や地域の経済動向を見極めるうえで重要な判断材料となります。では、主な経済指標について順番に解説していきましょう。

今回ご紹介するのは、アメリカ、EU、日本の経済指標です、それぞれの経済指標についての紹介と為替への影響について説明していきたいと思います。

アメリカの重要経済指標

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世界経済を率いているのは、消費大国アメリカです。アメリカの雇用統計や失業率、政策金利などの発表は世界中の投資家に注目されています。FX取引を始める前に、米経済指標の発表予定を必ずチェックすると、突然のチャートの変動に冷静に対処できるようになりますのでおススメです。

失業率と非農業部門雇用者数(雇用統計)

発表される経済指標の中で、最も注目されている経済指標が「非農業部門雇用者数(通称:雇用統計)」で、毎月第一金曜日に発表されます。リーマンショックから景気が悪化し、米国の景気がどのような状況なのかを客観的に判断する時に欠かせない指標となってきました。

ほとんどイベントのような感じで、数年前までは「チャートが画面から消えた・・(変動が激しくドル円では100Pips~200Pips程度変動したため)」というようなこともありました。現在は完全雇用状態に近くなっているので、30Pips~100Pips程度の変動となる傾向があります。

政策金利発表(FOMC後発表)

経済指標の中では、アメリカの雇用統計が最も注目されていますが、それと同様に金利政策についても市場の関心を集めています。政策金利とは、中央銀行が一般銀行にお金を貸し出すときの金利です。金利が低いとお金が市場に流れやすくなり、景気回復のきっかけとなる一方、金利を引き上げると市場にお金が流れにくくなり景気過熱を抑える働きをします。

政策金利の上昇⇔インフレ気味になっており、アメリカ経済は堅調推移
政策金利の上昇⇔企業の資金調達のコスト上昇

リーマンショック以降、FRBは景気対策として金融緩和(ゼロ金利政策)を実施していましたが、2015年に0.25%から0.50%への利上げを実施しました。この当時は、FRBの関係者が利上げを示唆するなどしていたため、市場の予想どおりとなり、激しく変動はしませんでしたが、その後の為替の流れに影響を与えました。

景気拡大の際には、緩やかに金利を調整をして、バブル経済とならないように各国の中央銀行などが決定します。一方、金利が2.50%に達している2019年では、金利をさらに引き上げていくかどうかについてのFRB議長の発言に注目が集まるでしょう。市場予想に反して利上げが行われるとサプライズと捉えられ、その場合は、株価が大きく下落する要因になると言われています。それに伴って、ドル円ならば円高方向に一気に振れる可能性があります。

FOMCの後に開催されるFRB議長の記者会見では、金利政策の見通しを判断するうえで、とても重要です。日本では、深夜(午前2時~午前3時前後)に記者会見となるのでポジションを保有している際は一層の注意が必要でしょう。

小売売上高(自動車関連を除く)

どこの国でも重要とみなされていますが、個人消費の動向は国の景気を把握するときに欠かせません。アメリカの個人消費の動向は、文字どおりアメリカ経済が堅調に推移しているのかを投資家が見極めるため注目を集めています。

この経済指標は小売業者にアンケートを取り、実体経済の動向を見るための指標です。小売業の中でも自動車などは変動が激しいため除かれており、スーパーなどの国民の生活に密接に関係している小売業の実態を知れば、景気回復の効果が実際に国民全体に広がっているかが分かります。そして個人消費が回復すれば、景気が良くなり、お金が社会全体に循環するようになりますので非常に重要な指標といえるでしょう。

中古住宅販売件数

日本では「マイホームを買うなら新築」というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。新築物件と中古物件の販売価格の差はかなり広いことに多くの方も納得されるでしょう。しかし、世界ではこの考え方とは逆に「中古物件」が販売の大部分を占めている国もあるのです。家自体の価値と生活インフラなどの両面が総合的に判断されます。

ですから、中古物件などの需要は新築物件と同様です。特にアメリカでは、2009年のリーマンショックがサブプライムローン問題によって引き起こされたという過去がありますので、投資家もこの指標に注目しています。

ISM景況感指数

アメリカの製造業や非製造業に関する経済指標です。景気先行指標として投資家に注目されています。300社以上の企業にアンケートを実施し、得られた回答からアメリカの景況感を算出します。景況感指数の見方を以下のとおりまとめてみました。

景況感指数50以上⇔景気拡大
景況感指数50以下⇔景気後退

ISM景況感指数は製造業と非製造業の2つに分かれており、パーセンテージで表され、どちらも米国景気の先行指標として注目されています。

ここまでのまとめ

アメリカ政策金利発表

発表時期
年8回
概要
政策金利は雇用統計と並んで注目されています。特に、関係者の発言は金利動向や景気見通しを判断するうえで
欠かせません。

アメリカ雇用統計

発表時期
毎月第一金曜日
22:30分(夏時間:21:30分)
概要
アメリカの指標の中でも特に重要で
世界中の投資家が注目する指標です。
雇用状況は、個人消費、景気動向などに
大きな影響をあたえるため
激しく相場が変動します。

小売売上高(自動車関連除く)

発表時期
毎月第2週 22:00(夏時間:21:30)発表。
概要
百貨店などを含む小売業界の動向を示した指標です。
生活に密接にかかわっているため、個人消費の動向を見極められます。

中古住宅販売件数

発表時期
毎月25日 24:00(夏時間:21:00)発表。
概要
中古住宅の販売件数はアメリカの景気と密接に関係しており、雇用情勢や金利、景況感などが反映されやすいのが特徴です。

ISM景況感指数

発表時期
製造業:毎月第一営業日
非製造業:毎月第三営業日
概要
企業の購買担当者にアンケートを実施し、算出する指数です。景気先行指標として注目されています。

欧州の重要経済指標

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ユーロ圏の人口は、3億2600万人といわれており、世界有数の経済圏となっています。EUに所属している国の中にはイギリスやノルウェーなどユーロを採用していない国があります。そのため、EUの指標として発表されるのは、ユーロを採用しているユーロ圏を対象にしています。主要国としては、ドイツ、フランス、また財政危機を抱えているイタリア、スペイン、ポルトガルなどがあり、19ヶ国がユーロを採用しています。

欧州の国々はそれぞれ経済状況が異なっており、主に注目が集まりやすいのは、ドイツの経済指標です。しかし、ECBの政策金利は通貨ユーロに関わる重要指標のため、世界中の投資家が注目しています。

ECB政策金利

2019年3月に発表された政策金利は、予想どおりの据え置きとなりましたが、利上げに関するECBの見方が大幅に修正されました。これまで「2019年夏までは利上げを実施しない」としていましたが「2019年末までは利上げを行わない」という方針に変更され、さらにTLTRO3(条件付き長期資金供給オペ第3弾)という新しい緩和政策の開始も同時に発表されました。

つまり、ECBの見方としては「2019年の景気見通しは良いとは言えない」という立場が分かります。政策金利自体は変化していませんが、その前後に発表される資料や関係者の発言などに注目しましょう。

EU全体の経済指標について

ユーロを採用している国は、現在19ヶ国ありますがそれぞれの財政状況や経済情勢などは異なっています。したがって、ユーロ圏全体の経済指標などはこのような国々なども含めて加工された指標として公表されているため、やはり経済規模の大きいドイツの経済指標に市場の関心が集まりやすくなっています。ドイツの経済指標で確認したいのは、「雇用状態」と「GDP」です。次の項で詳しく見ていきましょう。

欧州の経済に欠かせないドイツの経済指標

ドイツは、欧州の中でも経済規模が大きく、世界からも注目されている経済大国です。EUの中でも安定した国家運営経営を行っており存在感を持っています。ドイツの注目経済指標としては、「GDP」と「雇用統計(失業率や新規雇用者数など)」があります。

GDPは四半期ごとにドイツ連邦銀行が、翌四半期2ヶ月目中旬に発表をします。ドイツの景気が落ち込むとEU全体に影響を与えるため注目が集まります。また、雇用統計は実際の景気政策を行うきっかけになるなど非常に注目されます。

ここまでのまとめ

ECB政策金利発表

発表時期
不定期
概要
ユーロに直接関わる重要指標。

ドイツGDP発表

発表時期
4半期ごとに、翌四半期2ヶ月目下旬に発表。
(例:1月~3月のGDPは5月下旬に公表)
概要
ドイツの全般的な経済状況を図るうえで重要。

日本の重要経済指標

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日本は、失われた30年と表現されるほど経済停滞が深刻化しています。特に、リーマンショック以降は顕著になっており、政府は難しいかじ取りを迫られています。日銀も異次元緩和を実施するなど数々の景気対策を行っていますが、物価上昇率2%以上という目標は5年以上を経た今でも実現ができていません。

人口減少、超高齢化社会など様々な社会問題を抱えています。日銀が実施している異次元化緩和と超低金利政策によって国内の金融機関に影響が出始めており、今後の政策金利について注目されています。

日銀政策金利について

リーマンショックの後、日銀は異次元金融緩和と称して、超円高からの回復を目指しました。一時は75円台を付けたドル円でしたが、120円台まで回復し、最近では110円近辺を推移しています。しかし、目標としている賃金上昇、物価上昇目標にはなかなか届いておらず、5年以上が経過しています。

日本の経済指標の中でも注目されているのは、やはり政策金利とそれに関する日銀総裁の発言です。世界経済が減速に向かっている中で、日本は未だに物価上昇率(2%)などの目標が達成できていません。これからさらに難しい政策を迫られると思われます。

ここまでのまとめ

GDP

発表時期
四半期の終了後に公表される
概要
日本の経済状況を数値で示した値であり、国内の経済水準を表わす指標である。

鉱工業生産

発表時期
月次/速報は翌月下旬、確報は翌々月に発表される
概要
鉱工業を製造する国内企業の設備稼働状況や生産、出荷状況などから算出される

まとめ

ここまで、各国の主要な経済指標について見てきましたが、いかがだったでしょうか。世界各国には数えきれないくらいの指標が発表されていますが、相場に大きな影響を及ぼすものは限られています。中でも、アメリカの指標が中心で雇用、金利、消費者動向などに注目が集まります。取引を始める前に最低限の指標予定をチェックしておくとあらかじめ備えられます。

また、経済指標だけではなく、テクニカルや各種ファンダメンタルなどを総合的に判断すると自信をもってFX取引ができるでしょう。世界の経済状況を知る上でも役立ちますので興味のある指標をご自身で調べてみてくださいね。皆様が快適な取引ができるようこの記事が役立つことを願っています。

ところで
投資業界の世紀の大実験
知ってますか?

時は1980年代。
場所はアメリカ、ニューヨークの金融都市、
ウォールストリートジャーナル。

そこに2人の天才投資家がいました。

ひとりはリチャードデニス。
400ドルを数十億ドルにしたともいわれる、
1960年代後半から活躍した伝説のトレーダー。

もう一人はウイリアムエッグハート。
数学者でしたが、投資の才能もあり、
天才トレーダーとして名が知られていました。

そして、
この二人が口論となったのです。

口論のテーマは、
「勝ち組投資家は、教育で育てることができるのか」ー

リチャードデニスは「できる」と言い、
ウィリアムエッグハートは「できない」と言いました。

亀の養殖所の近くでなされたこの口論は、
のちにタートルズ・プロジェクトという名称で、
投資業界を揺るがす世紀の大実験となりました。

彼らは 新聞で求人広告を掲載し、
1億円の運用資金を与え、投資家育成の実験を行った、
と言われています。
 
その実験は4年半にわたり行われ、
年平均80%以上を稼ぐ投資家を例外なく育てた、
と言います。

しかし、その教育手法は長い守秘義務契約により、
世に明かされることはありませんでした。

時が経ち、長い守秘義務期間が終わり、
タートルズの手法は元タートルズ生により1000万円単位の
高額なプログラムとして公開されるようになりました。

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