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第2のガンホーを狙え!~スマホゲーム投資の基礎入門

伝説の100倍銘柄のガンホー・オンライン・エンターテイメントなど、スマホゲームは大化けする銘柄が多いセクターです。今回はスマホゲームセクターの銘柄の特徴を伝説のガンホー相場やミクシー相場を調査分析しながら解説していきたいと思います。また併せて将来有望なスマホゲーム企業もご紹介していきたいと思います。

スマホゲームとは?

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スマホゲームとは?

近年はスマートフォンでいつでもどこでもゲームをすることができます。このスマートフォンに配信されているゲームを作成・配信している企業がスマホゲーム企業です。現在スマホゲーム企業は東京証券取引所に69社上場しています。

スマホゲームが上昇した理由

従来の携帯電話では携帯でゲームを配信する場合、MobageやGREEなどのプラットフォーム経由でゲームを配信しなければいけませんでした。この場合MobageやGREEなどにプラットフォームの利用料金を支払わなければならないため、大きく収益を上げることが困難でした。

しかしスマートフォンの普及により、MobageやGREEなどのプラットフォーム経由ではなく、直接スマホゲーム企業がゲームを配信できるようになりました。このためスマホゲーム企業の利益率が上昇し価も上昇することになったと考えられます。

スマホゲーム企業の収益源

スマホゲーム企業の収益源はゲームユーザーの「課金」です。一般的にスマホゲーム自体は無料で楽しむことができますが、特別なアイテムなどを利用する場合にはアイテムを購入(課金)しなければいけません。この課金による収入がスマホゲーム企業の収入源になっています。

見てきたようにスマホゲーム企業はスマートフォンの普及によってその業態が大きく変化したことが分かります。

伝説のガンホーの価推移解説

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参照 ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)月足チャート

上記は伝説の100倍相場を演じたガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)の月足チャートです。2009年5月にはリーマンショックの影響から13円まで下落しています。その後のスマートフォンの普及&「パズル&ドラゴンズ」の大ヒットにより、2013年5月に1,633円をつけました。価はおよそ125倍とゲームがヒットしたことで大化けしたことが分かります。

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参照 みんかぶ

上記はガンホー・オンライン・エンターテイメントの売上高と営業利益の推移です。価同様2013年~2014年で頭打ちになっていることが分かります。

現在ガンホー・オンライン・エンターテイメントの価は300円前後と低迷していますが、それは業績の頭打ちに起因するものであることが分かります。

ミクシィ相場との比較

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参照 ミクシィ(2121)月足チャート

上記はミクシィ(2121)の月足チャートです。2013年10月には業績悪化の影響から212円まで下落しています。その後2013年に配信した「モンスターストライク」の大ヒットにより、2014年11月に6,970円をつけました。ミクシィも短期間でおよそ33倍とゲームがヒットしたことで価が大化けしたことが分かります。

その後マザーズ指数の暴落の影響から一旦価は2.962円とほぼ半値まで売り込まれましたが、マザーズ指数の上昇に伴い2017年6月には7,300円をつけています。

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参照 みんかぶ

上記はミクシィの売上高と営業利益の推移です。価同様2016年~2017年で頭打ちになっていることが分かります。

ガンホーとミクシィの価推移の違いは業績に起因しているものであることが分かります。ですからスマホゲームに投資する場合、企業の業績をしっかりと確認したうえで投資しなければいけないことがお分かりいただけたと思います。

なぜスマホゲームは大化けしやすいのか?

ガンホーやミクシィなどスマホゲームはゲームのヒットにより短期間で大きく化けやすいことが分かりました。ここではなぜスマホゲームは大化けしやすいのかを考察していきたいと思います。

世界一ゲーム好きな国民性

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参照 Sensor Tower”Per Capita App Atore Spending-Top 10 Countries”

上記は国別のAppleストア課金率のランキングです。ほかの国に大差をつけて日本がトップになっています。このようにゲーム好きの国民性がスマホゲームの大化け原因になっていることは明らかです。

ヒット1本で高い利益率

スマホゲーム企業の場合、ヒット作を1本出すだけで大きく企業の業績が変わることがガンホーやミクシィで証明されています。

値動きが軽い新興市場に上場している

多くのスマホゲーム企業は流動性が低く値動きが飛びやすい新興市場に上場しています。現在は東証一部の鞍替えしたガンホーですが、上昇当時はJQ (ジャスダック)に上場していました。見てきたようにスマホゲームは日本人の好みに合っているため人気が出やすく大化けしやすい性質があります。

スマホゲーム大化け条件

  • ゲームが大ヒットする
  • 業績が急変する(よいほうに)
  • 新興市場(マザーズ・JQ)に上場している

スマホゲームセクターの現状と将来性

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大化けが出やすいスマホゲームですが、スマホゲームセクターの現状はどうなっているのでしょうか?

スマホゲームセクターの現状

マザーズ指数からの見解

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参照 マザーズ指数月足チャート

上記はスマホゲームが多く上場しているマザーズの月足チャートです。多くのスマホゲームはミクシィ同様2017年の7月前後に天井を付けた銘柄が多くなっています。またマザーズ指数が現在低迷しているため、多くのスマホゲーム価が低迷している状態です。

バイオ相場との比較

2013年にバイオブームが起こり多くの銘柄が大化けした「バイオ相場」。2017年のスマホゲーム相場と似通っています。バイオ相場は相場終了から底打ちまで6年以上かかっていることから、スマホゲーム相場も底打ちまで時間がかかる可能性が高いといえます。

スマホゲームの現状

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下記はスマホゲームの売り上げランキングです。

1位
Fate/Grand Order TYPE-MOON(非上場)
2位
モンスターストライク ミクシィ(2121)
3位
荒野行動 NetEase Games(非上場)
4位
パズル&ドラゴンズ ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)
5位
白猫プロジェクト コロプラ(3668)

ランキング上位はほぼ長期間で変動なしとヒットを飛ばす新作のスマホゲームがない状態です。このようなマホゲームの現状からすると、今スマホゲームの元気がない理由が分かります。

スマホゲームセクターの将来性

スマートフォンの普及状況

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参照 総務省 「主な情報通信機器の保有状況」

上記は「主な情報通信機器の保有状況」に関する調査結果です。2017年にはスマートフォンがパソコンの普及率を抜いていることが分かります。よってスマホゲームもまだ伸びしろがある業界だといってよいでしょう。

スマホゲームユーザー調査

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参照 セガゲームス「セガゲームス、「スマートフォン・スマホゲーム利用動向調査 2017年12月」を発表-15~69歳男女におけるスマホゲーム利用者推計3,480万人、前回調査から横ばい」

スマホゲームのユーザー数は若干ですが伸びています。ですからスマホゲーム自体の市場規模もまだ伸びしろがあるといえます。

見てきたようにスマホゲーム企業の将来性はまだまだ拡大することが可能であることが分かります。

オススメのスマホゲーム銘柄

ここでは式投資歴10年以上のベテラン投資家がファンダメンタルズ&テクニカル的におすすめするスマホゲーム銘柄をご紹介していきます。

3位 マーベラス(7844)

マーベラスはスマホゲームの配信だけではなく、プリキュアシリーズなどのアニメ制作も行っている企業です。近年ではアニメ原作の2・5次元舞台も好評を得ています。テクニカル的にマーベラスは他のスマホゲームと異なる推移をしています。よって現在元気がないスマホゲームと一線を画した価推移を期待することができます。

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参照 予報

上記のように今期の業績は弱含みで推移した前期の業績と異なり、最高益を上げた全前年期の業績を抜く好業績をあげています。またマーベラスは他のスマホゲームとは異なり3.67%と配当も高いこともおすすめできる要因です。さらにPERも15台とゲームではめったに見られない低PERであることも魅力だといえます。

2位 イマジニア(4644)

イマジニアはリラックマ、ハローキティ、すみっコ暮らし、カピバラさんなどの人気 キャラクターを活用した企画やスマホゲームを開発しています。キャラクターの人気安定度が高いため、急激に業績が悪化することがない点が魅力的だといえます。

イマジニアのスペック

  • PER:16台
  • 配当:2.84%
  • PBR:0.89倍

イマジニアはPBRが1倍割れと倒産しても全額投資金額が戻ってくるほどの割安です。暴落した今でもPBR7倍台が多く存在するスマホゲームで最安値クラスのPBR銘柄であるといえます。

1位 ドリコム(3783)

マザーズに上場するドリコム。ドリコムは現在赤字が拡大中の銘柄です。なぜオススメ1位なのか?その理由をご説明していきたいと思います。

バンナムと事業提携

ドリコムはバンダイナムコエンターテインメントと共同で式会社BXD(持分法適用会社)を設立しています。多くの人気キャラクターを持つバンダイナムコと1:1でのイーブンでの事業提携はドリコムの底力と将来性を感じます。
今後バンダイナムコの人気キャラクターを使ったスマホゲームが大ヒットするといった可能性も高いといえるでしょう。

業績に上昇余地がある

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参照 みんかぶ

上記はドリコムの業績推移です。頭打ち感があるスマホゲーム業界の中で成長性を感じさせる業績をあげていることが分かります。結論としてスマホゲームの大化け条件を兼ね備えているドリコムは将来的に大化けする確率が高い銘柄であるといえます。

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