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FXは簡単に勝てる投資ではない
「なかなかFX取引で成果が出ない・・何回取引をしても失敗してしまう・・」
FX取引で実際に利益を出し続けているのは1割程度という見方があります。つまり、ほとんどの個人トレーダーは最終的には損をしているということです。真偽は分かりませんが、FXで利益を継続的に出し続けるのは想像以上に難しいという意見に、ほとんどの方が同意するのではないでしょうか。
プロトレーダーとして生計を立てているトレーダーたち。彼らも最初から大金を稼げていたわけではありません。かつてはFX取引で失敗してしまい、中には破産を経験したトレーダーもいます。今までレードで失敗をしてしまっている人も原因を突き止め、それを克服すればFX取引での利益が徐々に出てくるでしょう。
今回は、FX取引で失敗する代表的な原因である
- 損切設定が不十分
- トレードルールが不十分
- 基本的な知識が不足している
の3つを取り上げて、その対策について考えていきたいと思います。
FXで失敗する原因

損切り設定が不十分
「何とかこのチャートが上がって、利益が出ますように・・」
買いポジションを持っているにもかかわらず、ズルズルと相場が下がり、含み損を抱えているトレーダーの心境です。同じような気持ちになった経験はありませんか。長年FX取引をしている方であれば、1度や2度ならず何回も経験されていると思います。トレーダーの中には、「損切り」は本来の目的と矛盾しているように感じる方も多いようです。では、なぜ損切りが重要なのか考えてみましょう。
損切りは成功するトレーダーになるための第一歩
トレーダーがFXで失敗する原因の1つ目は「損切り設定が不十分」という点です。
「利益を求めるFX取引と損を自ら確定する損切り」
矛盾しているように感じるかもしれませんが、損切りができるようになるのは成功するトレーダーになるための第一歩といえます。しかし、多くのトレーダーは難しく感じてしまいます。なぜなら、実際の社会では、「損切り」の考え方をする機会はほとんどないためです。「努力し続けること」「あきらめないこと」「自分の信念を貫くこと」などが奨励されている中で、「損切り」を何のためらいもなく実行できる人はほとんどいないでしょう。それでもFX取引で成功するためには「損切り」の技術を身に着ける必要があります。
では、損切りがなぜ重要か、2つの理由を考えましょう。
- 損切りをしなければ、最悪の場合、強制ロスカットになる
- 資金の効率が悪くなり、機会損失が大きくなる
含み損を抱えていると、チャートを都合よく解釈してしまう傾向が誰にでもあります。例えば、買いポジションを持っている人は、「今は下がっているけれど、・・・の理由から将来必ず上がるはずだ」と様々な理由を見つけて、ポジションを保有していることを正当化してしまいます。
確かにずっとポジションを保有して、含み損を我慢したら、いつの間にかポジション方向に相場が動いており、利益が出ているという経験をする場合があるでしょう。このような経験をしているトレーダーであれば、「今回もずっとポジションを持ち続けていれば、いずれ上がるだろう・戻ってくるだろう」と考えてしまうかもしれません。
ところが、何回かはこの方法で難をのりきったとしても、いずれ全く含み損が減らない状況になってしまうでしょう。「なんで今回に限って・・」と考えても、もはや“後の祭り”状態で、ますます損切りが困難になってしまいます。1つの理由としては、ここで損切りを確定させてしまうと失う金額が大きすぎて、心理的なダメージが想定外に大きくなってしまい、「もうどうにでもなれば良い」と考えてしまうからです。
損切りができずにトレンドが反対方向に進んでしまうと、最悪の場合は「強制ロスカット」となり、もう相場に参加できなくなってしまうかもしれません。強制ロスカットとなって資金を大きく減らしてしまうと、以前の資金に戻すのは容易ではありません。少ない証拠金で持てるポジション量は、資金を減らす前と比べると圧倒的に小さいからです。
ですから、利益を得ようとする前に自分の口座資金を守る「損切り」の技術を身につける必要があります。
また、含み損が出ているときはそのポジションに使われている証拠金が全く使用できなくなります。そうなってしまうと、本当に利益が出るトレンド相場を見逃したり、自分の得意なチャートパターンが出た時にエントリーできなかったりなど大きな機会損失となってしまいます。
次に、具体的にどのような方法で損切りを行えばよいのか、次の節で考えてみましょう。
エントリー根拠がなくなったら決済する
ここまで、損切りがなぜ大切かという点まで説明してきました。「損切りの大切さは分かった。でも、どのようなルールにすればよいのだろう」と疑問に思われる人もいるかもしれませんね。損切りで失敗したトレーダーにおすすめの簡単なルールをご紹介しましょう。それは、「エントリー根拠がなくなったら決済する」です。
FXを経験している人ならば、エントリーする前に何らかの理由があるはずです。
例えば・・
- 移動平均線がゴールデンクロスした
- ボリンジャーバンドにタッチして反転した
- ブレイクポイントを抜けた
などの理由があります。
上記のような理由で取引を始めたら、どうなれば「エントリー根拠が否定」されるのでしょうか。答えは以下のとおりです。
- 移動平均線が再びデッドクロスする
- ボリンジャーバンドの幅が広がり、バンドウォークが発生した
- ブレイクポイントを再び上抜ける。
大切なポイントは、「エントリー根拠をしっかり持つ、そして、根拠が崩れた時点で即決済をする」という決意です。もし、損切りできなくてポジションを決済しようか迷っているのであれば、自分がエントリーした根拠は何か見直してみましょう。「これは一時的な戻りなのか、トレンドが転換したのだろうか、何かニュースがあっただろうか」と考えると答えが見つけやすくなります。
トレードルールが不十分
どんなトレードルールにすればいいか
トレーダーがFXで失敗する原因の2つ目は、「トレードルールが曖昧」という点です。もちろん、トレードルールがなくても取引に参加はできますが、勝ち続けるのは極めて困難であり、一時的に利益が出ても継続的に資産を増やすことはできません。トレードルールが一番重要になってくるのは、先述した「含み損を抱えているとき」です。含み損を抱えていると不安や恐怖が襲い掛かり、冷静な判断ができる状態ではありません。そんな時にトレードルールがあれば、それに従って決済したり、保有し続けたりなどの投資判断ができます。
では、トレードルールの具体的な内容を見ていきましょう。
例えば・・
- トレードをする時間
- 使用するテクニカルツール
- 順張りか、逆張りか
- ポジション量
- エントリーポイント
- 利益確定ポイント
- 損切りルール
などがあります。
この中でも特に重要なのが、「エントリーポイント」と「損切り」、「利益確定」のルールです。次の節では、利益確定のルールに注目しましょう。
利益確定ルールは大切
利益確定のルール作成も非常に重要です。失敗しているトレーダーの中には、損切りのルールはあっても、利益確定のルールが非常に曖昧になっているケースがあります。利益確定のルールが不十分だと、感情に左右されてしまい、全体として利益を出すことが非常にむずかしくなるでしょう。ポジションを持つ最終的な目的は「口座残高を増やすこと」です。含み益を確定して、やっと目的達成となります。
以下のような経験をした方は、少なからずいるのではないでしょうか。
「徐々に目減りしていく利益を眺めながら何もできず、あれだけあった含み益がとうとうマイナスになってしまった・・」
含み益が膨らんだポジションが損切りになると、心理的なダメージも大きくなります。せっかく出した含み益を失わないためにも、利益確定のルールをきちんと作成しましょう。
そもそも基本的な知識が不足している
トレーダーがFXで失敗する原因の3つ目は「基本的な知識が不足している」という点です。
FX取引は基本的な知識が不可欠
FXに必要な基本知識には、チャート分析の仕方やテクニカルツールの基本的な使用方法などがあります。また、FXの仕組みや価格が上下に動く理由、レバレッジやその他の基本的な内容は相場を本当に理解するうえで不可欠です。例えば、英語を勉強しようとしている生徒がアルファベットを覚えていなければ、英語を読むことも書くことも話すこともできません。アルファベットが基本だからです。これと同じようにFXにおいても基本用語やマーケットの仕組み、取引ツールの操作方法を知っていないと到底FXで勝つことはできません。
基本用語やマーケットの仕組みなどは、インターネットや書籍などで勉強できます。FX会社が提供する取引ツールに関しては、「デモ口座」を開設し、取引ツール模擬体験してみるのはいかがでしょうか。
日本のFX専門業者「ヒロセ通商」の公式ホームページからは、「LION FXデモ取引」という名前で、デモ口座を開設できます。無料で始めることができるので、さっそく試してみましょう。
参照 LION FX デモ取引
まとめ
ここまで、トレードで失敗する原因を考えてきましたが、いかがだったでしょうか。自分に何か1つでも当てはまる項目はありましたか。これまでご紹介した原因以外にもたくさんあります。しかし、FX取引で必ず乗り越えなければならず、一般社会に馴染みのない考え方は「損切り」でしょう。損切りポイントは、エントリー前に必ず考えておきましょう。
また、トレードルールに関しては、人によってかなり異なりますし、相場の状況に合わせて少しずつ変えていかなければいけません。自分なりに微調整を加えながら、検証を繰り返していくことが長く相場で生き残るためのコツかもしれませんね。この記事が初心者の方の助けになって、大きな損失を少なくし、利益を出せるようになればと願っています。
投資業界の世紀の大実験
知ってますか?

時は1980年代。
場所はアメリカ、ニューヨークの金融都市、
ウォールストリートジャーナル。
そこに2人の天才投資家がいました。
ひとりはリチャードデニス。
400ドルを数十億ドルにしたともいわれる、
1960年代後半から活躍した伝説のトレーダー。
もう一人はウイリアムエッグハート。
数学者でしたが、投資の才能もあり、
天才トレーダーとして名が知られていました。
そして、
この二人が口論となったのです。
口論のテーマは、
「勝ち組投資家は、教育で育てることができるのか」ー
リチャードデニスは「できる」と言い、
ウィリアムエッグハートは「できない」と言いました。
亀の養殖所の近くでなされたこの口論は、
のちにタートルズ・プロジェクトという名称で、
投資業界を揺るがす世紀の大実験となりました。

彼らは 新聞で求人広告を掲載し、
1億円の運用資金を与え、投資家育成の実験を行った、
と言われています。
その実験は4年半にわたり行われ、
年平均80%以上を稼ぐ投資家を例外なく育てた、
と言います。
しかし、その教育手法は長い守秘義務契約により、
世に明かされることはありませんでした。
時が経ち、長い守秘義務期間が終わり、
タートルズの手法は元タートルズ生により1000万円単位の
高額なプログラムとして公開されるようになりました。
その内容、興味はありませんか?
もしあなたが、少しでもこの内容に興味があるのであれば、
日本でタートルズ研究の第一人者と呼ばれる天才投資家が、
その全貌を無料で明かします。